Bromptonではずっとボトルダイナモを愛用してきましたが、様々な要因が重なり終にSchmidtのハブダイナモを導入しました。
僕のボトルダイナモの使用遍歴は以下の通りです。
- 2008年2月 Brompton M3R購入。この時点でAXAのボトルダイナモが装着されていました。
- 2009年6月 AXAのダイナモが壊れた(電圧が安定しなくなった)のでBusch and MullerのDymotec 6に交換。同時にダイナモのステイもスロット穴の物に交換しました。
- 2010年10月 Dymotec 6は抵抗が軽くて良いのですが軽すぎて雨中の走行でタイヤが濡れるとダイナモのローラーが空転してしまい発電できないという問題があったので、Nordlichtのダイナモに交換しました。
- 2011年5月 NordlichtのダイナモはDymotec 6程では無いものの抵抗も軽く、雨で空転する事も無かったので良かったのですが、ステイのL字金具にひびが入るという問題が発生しました。ひびの原因は不明。経年劣化でしょうか。取り敢えずスロット穴のステイに交換する前のステイが余っていたので、それに戻して使い続けました。
- 2011年11月 再度ステイのL字金具にひびが入るという問題が発生しました。前回からの期間も短いですし経年劣化というよりはNordlichtのダイナモに問題があるのかもしれません。僕以外にもNordlichtのダイナモを使用していてL字金具が駄目になったという事例もあるようです。
そもそも僕がハブダイナモを使わずにボトルダイナモを使い続けていたのは、前ハブに装着しているPantourのサスペンションハブが気に入っていたからです。
しかしそのサスペンションハブでも問題が発生していました。2010年の10月に、それまで使っていたサスペンションハブのエラストマーが劣化してきたので交換しました。その後半年程問題無く使い続けていたのですが2011年6月にエレストマーが裂けてしまったので予備に交換しました。すると続けて1ヶ月で新品のエラストマーが裂けてしまいました。また予備に交換したのですが今度は2週間もしない内に同じくエラストマーが裂けました。最初は自分のエラストマーの装着方法が間違っているのかもしれないと思って、英語サイトまで含めて色々調べたのですが装着方法自体は合っていそうでした。
このエラストマーの連続断裂現象は解決する方法も思い付きませんし、そもそもこんな事が発生してしまった後では安心して使い続ける事ができません。ボトルダイナモ側にも問題が発生していたので、いっその事と思いハブダイナモにしてしまう事にしました。幸い前照灯はハブダイナモに対応しているBusch and MullerのLumotec IQ Cyo R Senso plusです。
Schmidtのハブダイナモいいですねー。
シマノのは眼中に無かったですか?
シマノのハブダイナモも検討はしたのですが、以下の理由によりシュミットにしました。
1) 非点灯時の抵抗の差
http://onohiroki.cycling.jp/bike-dynamo-son.html
上記のリンク先にある情報を見る限り、非点灯時の抵抗(無駄)の大きさという意味ではシマノのダイナモの対してシュミットの物はかなり優位性があると感じました。ただ10年近く前の古い情報なので、シマノの現在のハブダイナモはこれよりも改善されている可能性は充分にあるとは思いましたが、何せ数値を示した情報が他に見当たらなかったのでこれをもって検討材料としました。
2) ハブの重量差
シマノとシュミットのハブダイナモでは200グラムほど後者の方が軽いので、些末な点ではありますがシュミットに優位性を感じました。
3) 自分の性格
多少高価でも購入不可能な額では無いより良い物の存在を知っているのに、安価な値段に釣られて程度の低い物を選択すると自分の場合、必ず後々に後悔するのでどうせならと思って高くて良い物を買う事にしました。
シュミットのハブダイナモを選んで今は満足しています。
僕のサスハブのゴムは今の所大丈夫です。ゴムは日本だとIKDが販売してますが値段が倍になってしまいました…。
ハブダイナモ…そそられます。
どもです。僕は予備のエラストマを5個セットまとめてPantour本社から購入しました。僕が購入した物が不良ロットだったという可能性も充分にあるとは思います。ゴムなので、太陽光、温度変化は劣化を早める原因になると思って冷暗所に保管はしてありました。
ともあれ主観的に見て安心出来無い以上、使い続けるのは困難と判断して今に至っています。
ハブダイナモは良いですよ。